読書タイム
No.6
秘密のファイル

書名   秘密のファイル 上・下
著者名  春名幹男
出版社 共同通信社
発行日 2000.4
価格  1,800円
(文庫本が2003.9に新潮社から出版。価格  820円(税込み))
 

=どうして日本はアメリカに弱いのか=
ジエームス三木さんのお芝居「悪魔のハレルヤ」の原本になりました。
ご存じの方も多いと思いますが・・

・厚さ3cmくらいの上下卷ですが読みやすいです。
 連休やちょっとした休みの時におすすめ。
・真珠湾攻撃がバレていたことから始まって
 戦後ずーと、今も米国CIAに握られている実体が。
・表向きは米国市場へ食い込むために、米国に
 経済界・自民党は逆らえないということも
 ありますが、それ以上にしっかりと
 心臓部を握られている実体がわかります。
お薦めの一冊です。図書館にも置いてあります。


目次
[上巻]
序章 コリングウッド
第1章 日米開戦への道
第2章 祖国との決別
第3章 CIA対日工作の源流
第4章 反共への急カーブ
第5章 日本の黒い霧
第6章 日本改造

[下巻}
第7章 反共工作基地
第8章 政界工作
第9章 情報戦争20世紀から21世紀へ

[内容紹介]
大戦前夜から現在まで60年間にわたって、米国が日本に対して繰り広げてきた情報収集と秘密工作を秘密文書などを基に再現。

アメリカ―CIAは、日本に対して何をしてきたのか。戦前・戦中の情報戦、占領期のキャノン機関、児玉誉士夫、笹川良一の活動など、昭和史の転換点には、つねにアメリカの情報工作があった。米国立公文書館に眠っていた膨大な機密書類の発掘とその分析、そして関係者多数の証言から、アメリカによる対日工作の実態を浮かび上がらせる。歴史上の疑問と疑惑に答える日米関係裏面史。



[著者紹介]
春名 幹男
1946(昭和21)年、京都生れ。大阪外国語大学ドイツ語科卒業。’69年に共同通信社入社後、大阪支社社会部、京都支局勤務を経て外信部記者。ニューヨーク支局、ワシントン支局の特派員など、在米報道活動は計12年。ワシントン支局長時代の’95(平成7)年にはボーン・上田記念国際記者賞を受賞した。’98年より論説副委員長兼編集委員

NEC労働者懇談会

前ページへ