裁判勝利し職場復帰 〜九州日誠電気 前田さん〜

2005年5月18日

4月16日に「九州日誠電気の解雇無効」と報じましたが、このたび、会社側が上告を断念し、LSI製造の九州日誠電気から指名解雇された前田照久さん(53)が16日、職場に復帰しました。としんぶん赤旗で報道しました。
報道によりますと、前田さんは、会社が2003年3月、30人の希望退職を募集したさいに、応募者が一人足りないといって指名解雇されました。前田さんは『会社の狙いは、建交労組会員の排除が目的」と提訴。2004年4月に熊本地裁、今年4月には福岡高裁で連続勝訴していたもの。
 前田さんは1997年にも同社を解雇され、裁判所の和解で99年に職場復帰をしています。今回は再度の職場復帰です。
 前田さんは「同じ仕事に戻れました。皆さんの支援の力が会社に上告を断念させ、原職復帰につながったと思います。いま金の力で職場復帰の道を閉ざすという労働基準法の改悪の動きがあります。こんな身勝手を絶対に許さないため、全力をあげたい」と語りました。
 

 

 
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