浸透するも効果を実感できない成果主義

2004.12.07
nikkeibpはテーマ「成果主義」で読者アンケートを実施。このたび結果をホームページ上で公開しました。

主な設問の中で「成果主義を導入しているか」には回答者の勤める企業の7割が「成果」を主に「評価」をしており、「年功」を主にして給与・昇進昇格を決めているのが3割。
「成果主義の導入によって、企業の収益力は向上したか」の問いには、高まったはわずかに10%、変わらないが56%、低くなったが15%と、低くなったが上回っている。
「成果主義の導入によって、あなたのパフォーマンスは向上しましたか」の問いには、約22%が「向上した」と回答、「向上しない」が約68%と、導入効果の実感がない人が多数です。

成果主義導入の実感を感じられる点で重要な「評価基準が明確であるか、また評価は公正か」とい問いに対してはどうでしょうか。
アンケート結果は、「目標設定に必要な評価基準は明確になっていますか」の問いに、約42%が「明確・ほぼ明確」と答え、約57%が「明確でない・あまり明確でない」と答えています。
次に「あなたのパフォーマンスが公正に評価されていますか」の問いに、約38%が「公正に評価されている・おおむね公正に評価されている」と答え、約53%が「あまり公正に評価されていない・まったく公正に評価されていない」と答えています。
明確な評価基準の設定、公正な評価というのが、もともと非常に難しいことである、ということではないでしょうか。

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