派遣労働者5年で2.6倍 契約の9割6ヶ月未満

2005.2.20

しんぶん赤旗は、厚生省が18日労働者派遣事業の2003年度報告によると、派遣労働者数は236万人(前年度比10・9%増)となり、五年間で2.6倍に増えました。同事業の売上高は2兆3600億円(同5・1%増)。いずれも過去最多ですと報道しました。

派遣労働者のうち、派遣先で仕事をするときだけ雇用される「登録型」が前年比10・9%増の198万7000人で大半を占め、派遣会社に常時雇用される正社員は7.9%減の13万9000人。契約期間は、3ヶ月未満が68.4%で、これを含む6ヶ月未満が全体の9割に達しており、いっそう不安定さが増しています。

現在、大企業を中心に、正社員やパートから派遣への置き換えが進んでいます。

1986年当初は専門13業務に限って認められていましたが、年々改悪され、2004年はとうとう製造業務を解禁し、さらに専門26業務の派遣期間を無制限に拡大する法改悪が与党によって強行されました。2004年度調査では、派遣労働者数はさらに拡大していると見られています。

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