住友金属に賠償命令
女性理由に昇格・賃金差別あった 
大阪地裁

2005年3月28日〜29日

asahi.com、NIKKEI NET、しんぶん赤旗は、大阪本社で働く女性労働者4人が、女性であることを理由に、昇格・賃金に差別があったと訴えている裁判の判決が28日、大阪地裁でありました。判決は原告の主張をほぼ認め、総額6300万円を支払うよう同社に命じました。と報道しました。

報道によると、訴訟で原告側は、同等の能力があっても女性は低く評価する「闇の人事制度」があり、原告らはイロハニホの5段階に区分した従業員評価で最低ランクの「ホ」にされていたと主張。これが判決の大きなポイントになりました。

判決は、原告らと年収が最も近い事務職高卒男性と比べ、原告らの年収の差額は年々広がり、各年齢による格差は20代後半の25万円から、40代半ばで88万円にも広がった。これについて男女間の評価・査定について「明らかに差別的取扱いがあった」と認定した。

その上で、「賃金の男女格差は採用時のコースの違いによる」とした会社側の主張を、「格差はコース別採用との関連性はない」として退けた。

 

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