「終身雇用78%」、「年功賃金67%」 支持が増える 
〜「勤労生活調査」〜

2005年4月2日
 独立行政法人労働政策研究・研修機構が3月31日に「勤労生活に関する調査」結果を発表しました。
調査は、2004年8月−9月に訪問面接にて実施、有効回答数は2,729人でした。

その結果、終身雇用や年功賃金など日本型雇用慣行を支持する労働者が5年前と比べ大きく増えていることがわかりました。

 「終身雇用」を支持した(「良いことだ」「どちらかというと良いことだ」の合計)は78.0%で、5年前と比べ5.7ポイントの増加です。「年功賃金」を支持したのは66.7%で、5年前より5.9ポイント増えています。

 正社員でない働き方が増えることについては「雇用が不安定になる」が正規(83.3%)・非正規(81.1%)ともに8割を超え、無職・自営を含めた全体でも81.0%に達しました。「低賃金で働く人が増える」も、正規(83.7%)・非正規(82.5%)ともに8割を声、全体でも78.4%を占めています。
 一方、「自分の都合にあった労働時間で働くことができる」は7割弱(69.4%)、「組織に縛られないで働くこ とができるようになる」は約6割(61.7%)にとどまりました。

 「正社員で働きたい」と回答したのは、正規の10割(97.7%)、非正規の約7割(68.8%)で、非正規の男性では約9割(86.5%)をしめています。

この結果は、4月2日のしんぶん赤旗に掲載されました。

「勤労生活に関する調査」結果の詳細はここからご覧ください。

 

 
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