「退職願い」を提出してしまったら

 2008年3月4日

−「個人面接で退職を迫られ、つい退職願いを出してしまった。けれど撤回したい。」とお考えの方へ −
 

2/29(金)をもって、NECエレクトロニクスグループで導入された早期退職優遇制度の
 募集期間が終了いたしました。この制度を利用される方は、すでに退職願いをご提出されたこと
 と思います。しかし、中には面接で厳しい言葉を浴びせられ、つい退職願いを出してしまわれた
 方もいらっしゃるかも知れません。

  そこで、このページでは、退職願いを撤回したいとお考えの方に、その方法を紹介いたします。

 

1.はじめに

  もし退職願いを撤回したいとお考えであれば、迷いなくリストラ110番restora110@elicnec.com)へご連絡願います。

 

2.どうすれば良いか

  とにかく早く会社に退職願撤回の意志を伝えることです。退職願を提出した上司に言って
 も「返せない」と言うでしょう。ここで「そうですか」とは言わず、とにかく退職の意思が無い
 と言い切ることです。もし面と向かって言葉で言いにくければ、「退職願い撤回の通知書」を文
 書にて提出しましょう。

 それから、特に個人面接を通じて退職を選択された方は、面接のときの様子を思い出して、
 出来るだけ記録
を残しましょう。覚えていること全てを書き出します。特に次のような事実が
 あれば、撤回できる可能性が増します。

 

  @本人の意志に反し、面接が3回以上行われた。

  A面接の中で、遠地に転勤しない限り勤務場所は無いかの様に言われた。

  B個人の能力の不足や仕事の不備をあげられては罵倒された。

  C上記AやBによって、自分の働ける場所は無いと思い込んでしまった。

  Dメンタルヘルス等で入院・通院・休職の経歴がある。

 

3.基礎知識

  早期退職優遇制度をご利用されたのであれば、提出したのは「退職届け」ではなく「退職願い」だと思います。退職届けを撤回するのは非常に困難ですが、退職願いであれば、いくつかの条件の下では撤回が可能です。

 それは次の4つです。

 

  @使用者側の回答が未了の場合

  A詐欺・脅迫

  B重要な事実の錯誤

  C公序良俗違反

 

 詳細は、例えば神奈川県商工労働部労政福祉課のページに資料があります。

 こちらをあわせてご参照ください。    (http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/rosei/soudan/siryou/index5.html

 この中の「3.解決のための基礎知識 (平成1812月改訂) 」が参考になります。

また、「4.労働問題対処ノウハウ集 (平成1710月改訂) 」にも有益な情報があります。


 そのほかにも役に立ちそうなHPがありますので、URLを示します。

是非ご覧になってください。

 

1.産労総合研究所 http://www.e-sanro.net/sri/q_a/roumu/r_bas_063.html

2.大阪府総合労働事務所 http://www.pref.osaka.jp/sogorodo/soudan/shin-Q&A/Q&A223.pdf

3.わーくわくネットひろしま http://www.work2.pref.hiroshima.jp/docs/1456/C1456.html

4.不当解雇相談室 http://hutoukaiko.web.fc2.com/taishokutekkai.html

5.神奈川SR経営労務センター http://www.kanagawa-src.gr.jp/info/siryo/si_07new1.html

6.大槻 法務・労務管理総合事務所
    
http://members3.jcom.home.ne.jp/otsuki-m/:82:52:81:40:91:de:90:45:82:f0:94:97:82:e7:82:ea:82:bd:82:e7.html

 

 

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