「辞めるな!キケン!!」 

退職強要をはねかえしたある管理職の体験談


フローチャート : 代替処理: この言葉は、当時、「早期退職優遇制度」、「特別転進支援制度」、「受け皿子会社への転籍」という名の3点セットでのリストラが実施された際に、私自身が“キャリア開発プログラム”という名目での個人面接による退職勧奨を受けた時、必死の想いで手にした本のタイトルです。
 私は電機ユニオンに駆け込んで、何とかリストラを免れ、未だにサラリーマンを続けることが出来ていますが、当時の経験から学んだ「リストラは如何に行われるのか」、それに「如何に対応したらよいか」についてお知らせしたいと思います。

 

 

 

 

 

何故、個人面接が必要なのか?

 あなたを孤立化させ、疑心暗鬼にさせ、「残っても、あなたの仕事はありません。」、「あなたに合った仕事を、外で探す手伝いをします。」等々といった言葉で、なんとかあなたを辞めさせ
ようという意図があるからです。

個人面接への対応

「私は会社を辞めません。」とキッパリと言いましょう。
 
あなたが辞めるつもりがないのであれば、会社はあなたを解雇出来ませんし、「辞めない。」と
 答えたにもかかわらず、更なる面接を求めることは退職勧奨(強要)であり違法です。

面接の内容は、逐一メモを取り、職場の仲間との情報の公開/共有を。
 会社の個人面接に込めた思惑を潰し、退職勧奨(強要)があったのかどうかの確証を得る為です。

一人で悩まないで

もし、周囲に相談できる相手がいない時は、以下に相談しましょう。(個人で会社と渉り合うのは
大変ですが、組合は、あなたのために会社の横暴を許しません。)

 ・労働組合員の方は、まずは労働組合に相談を!

 ・管理職の方は、以下に相談を

“NEC&関連労働者ネットワーク” ・・・・ リストラ110番

個人加盟できる組合“電機ユニオン” ・・・・ TEL;03−3455−6006
                                                   (12:30〜18:00)

                       メールアドレス: info@denki-union.org

                        URL;http://dennki-union.org

 

今の会社のなかは小雨でも、会社の外は土砂降り

今の会社を辞めて、引き続き収入を得る手段が確立されているのであればいざ知らず、大金に見えて数年で食い潰す程度の“特別加算金”に目がくらみ、一時の判断で辞めるのはキケンです。
いまの世の中では、年収200、300万円の職につくのも厳しく、家庭崩壊への道へ突き進むことに成りかねません。

注)1.関連HPへのリンク(ELICNEC);http://www.elicnec.com/old-elicnec/html/

2.転進支援サービス;

外部のコンサル会社に依頼して、再就職するための支援(職務経歴書の書き方の指導等)
   を行うものだが、とんでもない会社への紹介/押し込みはあるかもしれないが、再就職でき
   なくても責任を取ってくれるわけではない。

3.「辞めるな!キケン!!」・・・著者;森永卓郎、発行;ニッポン放送、発売;扶桑社  

 
前ページへ